Vivy -Fluorite Eye’s Song- Vivy -Fluorite Eye’s Song-

――私の使命は、歌でみんなを幸せにすること ――私の使命は、歌でみんなを幸せにすること

SPECIAL

インタビュー
2021.06.07

キャストインタビューvol.7
垣谷ユウゴ役:新垣樽助

――台本を読まれた際の印象を教えてください。
収録に臨む前段階で全体の流れを掴めるようにと、スタッフさんが先の方までわかる脚本を用意してくださっていて、それがVivyに触れた最初でした。サブタイトルの「Fluorite Eye’s Song」から受けた優し気な印象とは程遠い始まり方でとても驚きました。同時に、このタイトルの意味が知りたくて引き込まれるように読み進めたのを覚えています。
――ご自身が演じた垣谷の第一印象を教えて下さい。また、実際に演じられていかがでしたでしょうか。
台本の中でセリフを追っていくと「なぜここでそんな行動を?」とか「なぜそこでその表情?」など、とにかく自分の中に疑問ばかり浮かんできてこれは難しいぞと。
Vivyに対する感情が反射的に湧くよう様になりたいと思って、行き詰まる度に彼のバックボーンに立ち返ってあれこれやっていました。
――垣谷を演じる上で心掛けていたことや、難しかったことはありましたか?
台本に書かれていない感情や時間の空白を埋めていく作業にかなり時間をかけて役作りしました。心掛けというよりなんとなくの感覚なのですが、ストーリーに沿って感情を動かすのではなくて、垣谷の感情の根っこにあるものを膨らませて、ストーリーに割って入っていく感覚で演じてみたら、自然と彼の行動やセリフがストンと入って来るようになったのでよかったです。
――演じられているキャラクターの好きなところや共感するところを教えてください。
垣谷はピアノの先生の事故以来、ずっと迷い続けて答えを探していたと思います。トァクへの参加を決意した後もきっとそれは変わらなかったはず。
迷いを決意で覆い隠そうとしたのかな…と。そんな瞬間って自分にもあるかもと共感しました。内面の悲しみが、怒りとして表に出てくるところも人間臭くて好きです。
――アフレコの印象深いエピソードを教えてください。
オリジナル作品なので、「ここで作品が生まれている」という瞬間に立ち会えて嬉しかったです。 演じ手としては、100年という長い歳月が経過する作品の中で垣谷の少年、青年、壮年時代を演じ分ける必要があって、8話、9話辺りの収録の時に「これはどの垣谷ですか?」と確認したりしていたのが印象に残っています。
――視聴されてみていかがでしたでしょうか。お気に入りのシーンや印象的な台詞があれば教えてください。
毎回の凝ったOPには驚かされますし、映像の綺麗さに見惚れて、音楽に感情を揺さぶられて…あっという間に30分が過ぎてしまいます。収録時にはわからなかった演出などもあり、一視聴者として楽しく観ています。
好きなシーンは沢山ありすぎて選べないのですが、4話冒頭の垣谷とエリザベスの出会いの場面はその一つです。
――新垣さんにとっての「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」のおすすめポイントや、今後の見どころを教えてください。
壮大なストーリーに注目して頂きたいのはもちろんなのですが、ヴィヴィをはじめ、彼女が出会うAI達の歌声がとても素敵です。今後の見どころとしては、11話で垣谷の孫娘の唯が登場しました。そしてエリザベスが再び出てきたのも嬉しかったです。二人の活躍を楽しみにしています。
――ヴィヴィ(ディーヴァ)、マツモトへの印象、役を演じる声優さんたちとのエピソードなどがもしあれば教えて下さい。
ヴィヴィの使命に真っ直ぐな姿勢に憧れるのと、可哀そうと思ってしまうのと、複雑です。マツモトは「ふう」と、ため息をぜんぶ声にして言うのが個人的好きポイントです。
今回の収録はコロナ対策でマイク間を幕で仕切っていたのですが、いつもブースの端に静かに座っている種﨑さんと、幕の向こうから聞こえてくるヴィヴィの凛としたセリフのギャップがすごくて印象に残っています。
――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。
100年の長い旅もいよいよ大詰めとなって参りました!
とはいえ、まだまだ謎だらけ。果たしてVivyの使命はどうなってしまうのか?
皆さんと一緒に毎週のオンエアを楽しみたいと思います。
この物語をどうか最後まで見届けてくださいね。